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今月のテーマ 〜健康診断の季節〜 あなたの健康をチェック!
春は、入学・進学・就職など新しい始まりの季節。学校や職場では健康診断が行なわれる季節でもありますね。自分の健康について考えてみるにもぴったりの季節では?日常の生活習慣に問題があり、その蓄積で起きる「生活習慣病」。新しい始まりのこの季節に、日常生活を振り返り、生活習慣病を防ぎましょう!

1 チェックしてみよう!あなたの健康診断結果
春の健康診断を控えて、健康診断書に記入される検査項目とその基準値の目安を知っておきましょう。 知っておけば、健康に対する意識も変わるでしょう。
検査の項目 正常値 何がわかる?
尿たんぱく定性 (−) (+)は熱性・起立性・高血圧性腎炎、ネフローゼ、骨髄腫など
尿糖定性 (−) (+)は甲状腺機能亢進、特殊薬剤の影響、妊娠、腎性疾患、糖尿病など
尿のpH 4.5〜8.0 酸性(低い)、アルカリ性(高い)をチェック
白血球数 3300〜9000/mm3 血液疾患(白血病など)、感染性疾患などの指標
赤血球数 男 430〜570万/mm3
女 380〜500万/mm3
各種貧血症、赤血球過多症、栄養状態の良否
ヘモグロビン 男 13.5〜17.5g/dl
女 11.5〜15.0g/dl
貧血(鉄欠乏症)の判定
ヘマトクリット 男 42〜53%
女 37〜47%
各種貧血の判定
GOT 10〜40IU/l 心筋梗塞、肝炎など
GPT 5〜45IU/l 急性肝炎、実質性黄疸など
ALP 90〜270IU/l クル病、骨軟化症、肝臓がん、胆道がん、胆石症など
γ-GTP 男 60IU/l以下
女 30IU/l以下
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、心筋梗塞、胆石症、肝臓がん、膵臓がんなど
血清アミラーゼ 55〜175IU/l 高いとき急性膵炎、急性虫垂炎、急性胆嚢炎、流行性耳下腺炎、腎不全など
低いとき肝炎、肝硬変、悪性腫瘍、糖尿病、妊娠中毒、慢性膵炎、膵臓がんなど
尿素窒素・BUN 8〜23mg/dl 高いとき各種腎疾患、消化管出血、脱水、前立腺肥大、尿管結石など
クレアチニン 男 0.8〜1.3mg/dl
女 0.6〜1.1mg/dl
高いとき腎糸球体の障害、腎不全、筋ジストロフィー、重傷筋無力症など
総コレステロール 120〜219mg/dl 高脂血症、高血圧症、動脈硬化症、ネフロ―ゼ症候群、脂肪肝、肝疾患、急性膵炎など
HDLコレステロール 男 40〜70mg/dl
女 45〜75mg/dl
低いとき心筋梗塞、狭心症、脳動脈硬化症、脳血栓、糖尿病、高脂血症など
中性脂肪・TG 30〜140mg/dl 肥満、脂肪肝、動脈硬化症、糖尿病、通風、急性膵炎、ネフローゼ症候群など
血圧 最高 139mmHg以下
最低  89mmHg以下
WHO(世界保健機関)の基準で、最高血圧160以上、最低血圧95以上を高血圧とし、正常値との中間を、境界域高血圧としている
血糖 空腹時 70〜110mg/dl 糖尿病、高血糖を誘発する病気(内分泌異常、腫瘍)を考慮
※正常値は検査を行なう施設や病院によって異なります。


2 生活習慣病を予防するには
生活習慣病って何だろう?
成人病から生活習慣病へ
成人病は、加齢によって中高年を中心に発症する病気のことをいいました。しかし、その病気の原因のほとんどは病気になるまでの数十年間の環境で形成された生活習慣そのものに原因があるという意味で、「生活習慣病」という呼び名が生まれたのです。
3大生活習慣病とは?
現在の死亡原因の主なものは、(1)がん(2)心臓病(3)脳卒中の3つで死因の6割を占めており、これが生活習慣病のワースト3です。これらが克服できれば長寿が保たれることになるはずです。

健康習慣を改善しよう!
生活習慣病の予防には生活習慣を見直すことが第一です。 次の9つの健康習慣を見直してみましょう。

9つの健康習慣
(1)野菜を十分にとる。
野菜には、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、生活習慣病予防に必要な栄養成分が豊富に含まれています。1日350gは摂る事が目標です
(2)食塩を減らす。
食塩のとり過ぎは高血圧の最大の敵。1日10g以下(小さじ2杯程度)を目標にしましょう。
(3)エネルギーをとりすぎない。
肥満は生活習慣病の原因のひとつです。腹八分目を心がけ、動物性脂肪の摂取を控えましょう。
摂取エネルギーの目安(Kcal/日)
  男性 女性
18〜29歳 2000〜2950 1550〜2300
30〜49歳 1950〜2850 1500〜2200
50〜69歳 1750〜2550 1450〜2100
70歳〜 1600〜2050 1300〜1700
※エネルギー量の幅は、活動強度による幅です。
(4)アルコールは適量にとどめる。
アルコールは適量なら健康に良い面がありますが、とり過ぎは肝臓に負担を与え、高血圧症、高脂血症、糖尿病、心臓疾患の原因ともなります。個人差もありますが、日本酒なら1合以下、ビールなら大びん1本以下に抑えましょう。
(5)たばこは吸わない。
たばこの煙には無数の有害化学物質が含まれ、喫煙で生じる活性酸素は、がんをはじめさまざまな生活習慣病への引き金になります。
(6)適度な運動を習慣づける。
運動不足は、基礎代謝や心肺機能の低下をまねき、体脂肪が増えやすくなります。適度な運動は脂肪を燃やし、血圧、血糖値、血中脂質などを正常に保ちます。
(7)毎日7〜8時間の睡眠をとる。
睡眠不足は血圧、血糖値、血中コレステロールを上昇させ、免疫力を低下させます。また、脳という高度なコンピューターは1日中働いて過熱ぎみ。睡眠は体温を下げるのでオーバーヒートを防ぐ役割をもっているのです。
(8)ストレスをため込まない
過度のストレスは、血圧を高めたり、免疫力を低下させたりします。現代はストレスの時代ですが、ストレスはため込まないように、解消のための趣味なども大切にしましょう。
(9)定期的に健康診断を。
病気の早期発見に不可欠なうえ、自分の健康をチェックでき、生活習慣の見直しにつながるよい機会となります。


生活習慣病は毎日の生活の積み重ねの中でゆっくりと進行しています。そして、発症すると命にかかわる病になることは少なくありません。若いうち、元気なうちに生活習慣を見直して、予防する事が大切です。まずは、自分の健康をチェックする事からはじめてみましょう!