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紫外線対策を毎日の食生活からも
風薫る5月は、紫外線の強さや量が夏に向けてグ〜ンと増してくるシーズンでもあります。暑い夏に比べて、紫外線対策もつい油断しがち。でも、日中外に出ると思っている以上の紫外線を浴びています。適切なケアを行うことはもちろん、毎日の食生活から紫外線対策を心掛けてはいかがですか?
バランスのよい食生活で肌を健やかに保ちましょう。
イラスト


1 紫外線って何なの?

太陽の光にはさまざまな種類の光線が含まれ、目に見える可視光線と目に見えない不可視光線に分けられます。紫外線は不可視光線の一つで、ウルトラ・バイオレット・レイといわれ「UV」と略されています。
紫外線は波長の長さにより、さらに「UV-A」、「UV-B」、「UV-C」の3つに分かれ、それぞれの特徴があります。
紫外線には、ビタミンDをつくる働きなどもありますが、その一方でお肌に悪影響を与えます。最近ではオゾン層破壊のために紫外線の量が増えており、増加する紫外線の皮膚への有害作用を抑えるために、しっかりお肌を守ることがますます大切になってきています。

種類 波長(nm) 特徴 地表への照射量
UV-A
(長波長紫外線)
320〜400 皮膚に対して深部まで到達するが、その作用は比較的穏やかで、ゆっくりと日焼けを起こす。日常生活の中でも窓ガラスなどを通して肌に届いているため、「生活紫外線」ともいわれている。 多い
UV-B
(中波長紫外線)
280〜320 波長が短いことから、主に表皮に日焼けを起こす。その作用は強く、赤斑や水ぶくれなどを起こすことがある。スポーツやレジャーでの日焼けの主因となっているため、「レジャー紫外線」ともいわれている。 少ない
UV-C
(短波長紫外線)
190〜280 細胞を殺す力が強く、人工的に殺菌灯として利用される。 オゾン層に吸収されて届かない


2 シミ・シワ・ソバカスの原因は?

私たちの皮膚は紫外線を浴びると、皮膚が褐色に変化を起こします。これは、皮膚の色素細胞(メラノサイト)が盛んにメラニン色素をつくるためです。
メラニンは成熟すると周りの表皮細胞(ケラチノサイト)に受け渡され、皮膚全体が着色して見えるようになります。過度に日焼けを繰り返すとターンオーバー(代謝)が追いつかず、シミやシワ・ソバカスといった思わぬお肌のトラブルを招いてしまいます。

シミ イラスト
紫外線によりメラニンが過剰につくられると、メラニン色素はいくつかの集合になり、お肌の表皮層の底に沈んでしまいます。その際、メラニン色素の拡散が多く、大きな集合になるのがシミです。

シワ イラスト
紫外線を浴びると、お肌の弾力性のもとであるコラーゲンやエラスチンを変成させて、シワをつくります。顔など日光に当たる部分の老化は、紫外線によってお肌が老化する「光老化」が影響しています。

ソバカス イラスト
遺伝的なものにもよるといわれていますが、シミと同様に、メラニン色素がたくさん生産され、拡散が少なく、小さな集合がいくつもできるのがソバカスです。


3 紫外線対策 〜食生活からお肌を守ろう〜

シミやシワなどをつくらないよう新陳代謝を高め、肌を健やかに保つには、毎日の食生活が大切。各種ビタミンやカロチンなどの抗酸化作用のある栄養素をバランスよく摂りましょう。

ビタミンB2 イラスト
細胞の再生や成長を促進するはたらきがあり、皮膚、髪、爪などを健康に美しくすることから、美容のビタミンとも呼ばれます。
<多く含まれる食品>
レバー、大豆、牛乳・乳製品、卵白、落花生、干ししいたけ

ビタミンC イラスト
メラニンの生成を抑え、お肌の弾力や潤いのもとなるコラーゲンの体内での合成を促進します。
<多く含まれる食品>
ブロッコリー、キャベツ、ピーマン、小松菜、いちご、みかん

ビタミンE イラスト
女性ホルモンのバランスを整え、真皮の新陳代謝を促して、細胞の老化を遅らせ若々しさを保ちます。
<多く含まれる食品>
穀物の胚芽、緑黄色野菜、豆類、レバー、ほうれん草

カロチン イラスト
カロチンは体内に取り込まれると、必要に応じてレチノールと呼ばれるビタミンAに変身します。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康に効果的で、最近の研究では、紫外線によるシミやソバカスのもととなるメラニンの生成を抑える栄養素としても注目されています。
<多く含まれる食品>
ニンジン、カボチャ、ブロッコリー、青ジソ、パセリ