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(4)皮脂のはなし

■皮脂のはたらき
1 保護作用
皮膚から侵入する様々な細菌や毒性物質をブロックし、感染防御の働きをします。
2 保湿作用
水分の過剰な蒸発を防ぎ、皮膚の表面の潤いを保ちます。また、毛髪をつややかにします。
3 殺菌作用
皮脂の成分である脂肪酸に、皮膚病の一種である白癬菌に対する抗菌作用が認められます。
4 排泄作用
皮脂に溶けだす以外には体外に排泄されることがほとんどない塩化ビフェニール(PCB)などの人体に害のある有機塩素化合物を体外に排泄します。
過剰な皮脂には対策が必要です
■知っておきたい、皮脂のこと。
皮脂は誰にでもあるものですが、性別・年齢・そして個人の体質によって分泌量は異なります。一般的には、分泌量は女性よりも男性の方が多く、男女とも30代がピークとなります。これは男性ホルモンのテストステロンが皮脂分泌に影響を及ぼしているためと考えられています。また、分泌量は部位によっても異なります。頭皮の皮脂の場合、頭頂部や前頭部でより多く分泌され、その量は側頭部・後頭部の2倍程度にものぼります。 正しい育毛知識 イラスト

■過剰な皮脂は髪の敵
頭皮の健康に欠かせない皮脂ですが、それは正常な皮脂分泌量が保たれ、頭皮のコンデイションが良い状態でのこと。過剰な皮脂を放っておくと髪にとって悪影響をもたらします。

■過剰な皮脂がもたらす悪影響
(1)微生物や細菌の悪影響を受けやすくなる
  細菌などの微生物が繁殖しやすくなり、皮脂が遊離脂肪酸に変質することで、頭皮の炎症を引き起こします。
(2)紫外線の影響を受けやすくなる
  太陽光線に含まれる紫外線によって、皮脂が酸化して過酸化脂質に変化し、これが頭皮の炎症の原因となります。
(3)フケを増加させる
  老化した角質(フケ)を剥離させるため、見た目もたいへん不潔です。
(4)育毛剤の浸透を妨げる
  過剰な皮脂によって毛穴がふさがれてしまい、育毛剤が浸透しにくくなります。

過剰な皮脂は、こんな「悪さ」をします。
過剰な皮脂による悪影響の図
年齢と皮脂の分泌量の関係
皮脂分泌のピークは30代!

年齢と皮脂の分泌量の関係

■皮脂が毛穴に溜まらないよう、正しいシャンプーを心がけましょう
毛穴写真(シャンプー前)
毛穴写真(シャンプー後)
シャンプー後は、毛穴周辺の皮脂や汚れが取り除かれ、クレータ状になっています。
このような状態になると薬剤の浸透が促進され、育毛効果も高まります
▲毛穴写真(シャンプー前)   ▲毛穴写真(シャンプー後)


! こんなタイプが要注意
以下の項目をチェックして、2つ以上に該当する場合は、皮脂の多いタイプと言えます。
  毎日シャンプーしないと髪がべたつく
●午後になると顔などが脂ぎってくる
●ワイシャツなどの襟が汚れやすい
●素足で歩くと床に足跡が残る
●枕カバーがすぐに黄ばんで汚れてしまう
●ニキビや吹き出物ができやすい
●頭がかゆくなることがよくある
●揚げ物や脂っぽいものが好き
●湿った大きなフケがよくでる


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