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(1)毛髪のしくみ

■毛髪の構造
毛髪の構造 毛髪は縦に分けると毛幹と毛根とに大別されます。毛幹が皮膚の外に出ている部分で、毛根が皮膚内にある部分です。毛根の一番下のふくらんだ部分が毛球で、その底の凹部が毛乳頭です。
毛球部には毛母細胞があり、毛髪はこの毛母細胞の分裂により成長します。毛母細胞は分裂増殖を繰り返しながらケラチンたんぱく質をつくります。つくられたケラチンたんぱく質は次第に上に押し上げられ、毛幹として皮膚表面にその姿を現します。


■毛髪の断面図
毛髪の断面図 毛髪の構造を中心に向かってみると一番外側から
 毛小皮(キューティクル)、毛皮質(コルテックス)、中心が毛髄質(メデュラ)と三つの層から成り立っています。

毛小皮(キューティクル)
毛髪の一番外側で目で見えている部分です。この層はちょうど屋根瓦が並んでいるように一方向に定まって重なっています。通常4〜8枚の層が重なりあっており外から見えるのは一層の4分の1程度です。またその先端は常に毛の先の方に向っています。層と層の隙間は0.1ミクロン程度で、染毛剤、コールド液、トリートメント剤などはここから入り込みます。その先端はのこぎりの刃のような形状を示し、これを小皮紋理と呼びます。逆毛をするとクシ通りが悪いのはこのためです。

毛皮質(コルティクス)
毛髪の大部分を占める部分で、角化繊維細胞がぎっしり詰まっているところです。この細胞はメラニン色素を含んでおり、メラニン色素の量の多少で黒色、ブロンド、白髪など毛髪の色が決まってきます。また、パーマや毛染めが作用する箇所です。

毛髄質(メデュラ)
毛髪の中心にあたり2〜3列の多角形の髄細胞より成っています。毛髪では割とその占める割合は少なく、ヒゲとか鼻毛などは太い髄質があります。またうぶ毛や幼児の毛などのような細く軟らかい毛には髄質はありません。髄質の中には空泡が多数あり、その中に空気を含んでいます。皮質中にメラニン色素が無くなりますと白髪になりますが、白髪が白く見えるのは髄質中の気泡に光が乱反射するためです。



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