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(2)脱毛症の種類

脱毛は大きく分けると「正常な脱毛」と「異常な脱毛」に分けることができます。正常な脱毛でも1日に50〜100本程度は抜け落ちます。
 一方、異常な脱毛には代表的なものとして男性型脱毛症、いわゆる”若ハゲ”が挙げられます。40〜50代で現れるタイプを壮年性脱毛と言います。最近では20代から発症するパターンも増えています。60才あたりから徐々に薄くなっていくタイプは老年性脱毛と言います。その他ストレスが引き金となりうる円形脱毛症、病後・産後の脱毛、ストレスや栄養障害による一時的な脱毛などがあります。

■正常な脱毛
季節の変わり目や、男女差によっても異なりますが、正常な場合でも1日に50〜100本程度の髪は抜けます。

■異常な脱毛
男性型脱毛症
若ハゲ、薄毛
男性ホルモンの働きにより前頭部生え際から薄毛が進行し、同時に頭頂部の毛髪も少なくなっていくのが特長です。フケ、カユミを伴うこともあります。最近では社会進出に伴うストレスの増加や喫煙などの影響で、女性にも同様の症状が現れる場合もあります。
男性型脱毛症
円型脱毛症
単発型、多発型
頭部の1ヶ所または2〜3ヶ所に単発的に発生するもの(単発型)、はじめ頭部の2〜数ヶ所に直径1cm以下で丸く脱毛し、一部分よくなると患部がつぎつぎに移動していくもの(多発型)があります。
精神的ストレスや強い緊張感などが続くことで自律神経障害が起こり、その結果、毛細血管が萎縮して毛髪に必要な栄養の補給が行なわれなくなり、脱毛します。原因となるストレスが取り除かれることで、徐々に自然に治っていくことが多いようです。

円型脱毛症
びまん性脱毛症
女性特有の脱毛症
男性型脱毛症と違い、髪全体が細く、徐々に薄くなっていくタイプです。加齢に伴う毛母細胞の働きの低下や、最近ではストレス、ダイエット、過度なヘアケア(ヘアカラー、パーマ剤による頭皮の炎症、ドライヤーのしすぎ)などの影響も増えているようです。
その他
老年性脱毛、病後・産後の脱毛、ストレス、栄養障害など
 
(老年性脱毛)
 
加齢とともに、60才あたりから徐々に薄くなってくるタイプです。
 
(病後の脱毛)
 
病後は身体の衰弱が原因で脱毛が生じることがあります。身体の回復とともに徐々に治っていくようです。
 
(産後の脱毛)
 
出産前は女性ホルモンが活性化されますが、出産後はその反動で女性ホルモンの働きが低下し、ヘアサイクルにも影響、休止期の髪が多くなり短期間で抜け毛が起こる場合があります。ただし体力の回復とともにホルモンバランスが正常に戻ると髪も自然に元の状態に戻るので心配はありません。
 
(ストレス、栄養障害など)
 
円型脱毛症と同様、過度のストレスが原因の血行障害によるものやビタミンA、Bなどの不足により脱毛が起こる場合があります。

■比べてみよう、正常な脱毛と異常な脱毛
抜け毛の毛根写真
正常な脱毛
薄毛状態の脱毛
正常な脱毛   薄毛状態の脱毛
自然な状態で脱毛した毛根は、マッチ棒の頭のように適度に膨んだ状態です。
 
薄毛の方に多い毛根は膨らみが小さくなっており、十分に成長しきれていない状態で抜け落ちます。


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